問いを組み替えてから、形にします。
01
問いから決める
まず、その課題でよいのかを見ます。何を解くべきかを、依頼の前提までさかのぼって決めます。
02
早く形にする
言葉だけで詰めきらずに、目に見える試作を先に出します。同じものを見ながら話せる状態にします。
03
案を通す
他の会社にも言える案は、案ではありません。決める人が増えるほど、どこかで見た案になります。削られる場面に居合わせて、そのまま通します。
04
最後まで作る
組み替えた問いと、通した案を、プロダクトや Web の実物に落とします。設計だけ渡して帰りません。
考える人と作る人が別の会社だと、決めたことが工程の途中で薄まります。
考える人と、作る人が別の会社
同じ人間が最後まで持つ
助言を渡して帰る
意思決定のテーブルに残る
決まったものを作る
決める前から入る
前提は 4 つのどこかでずれます。どれが効いているかを先に見ます。
できることの目録ではありません。
01
ブランドの前提
見た目を整える前に、その事業が何者として振る舞うのかを決めます。名前、ロゴ、色と文字の決まり、パッケージ、サインまで通します。
02
画面の前提
事業の考えと画面がずれると、使う人には伝わりません。会社のサイト、サービスのサイト、社内で使う画面まで、構造から組み直します。
03
空間の前提
飾りをやめて、触れたときに何が伝わるかを見ます。展示会、イベント、店舗、期間限定の店まで。
04
決め方の前提
社外のクリエイティブディレクターとして、決める場に同席します。前提の問い直しと試作、次の世代への実践まで。
4 つのことを、次の順で形にします。
問いの整理
2 時間の対話で、解くべき問いを 1 枚のメモにします。要件を固める前に、課題の設定が合っているかを見ます。
構造診断
ここが本番です。1.5 か月から 2 か月かけて、事業の骨格を見ます。競合と前提を問い直し、経営層に聞き取り、要件定義の前段として、決めるための道筋と仕様書まで作ります。
デザイン実装
組み替えた問いを、プロダクトや Web の実物にします。上流の設計から実装まで、同じ人間が持ちます。
意思決定の伴走
月 1 回から 2 回の経営会議に、社外の立場で入ります。実装が終わったあとも、前提が緩まないように残ります。
本題を押さえてから、外します
何が本題かを確定させないまま、外れた案は出しません。押さえたうえで、そこから離れます。
なぜその案かを、言葉にします
前提からどれだけ離れているか、なぜその離れ方なのかを説明します。好みや勘では決めません。
決めた案が削られる場に、居合わせます
決めたあとの工程まで見ます。どこかで見た案に変わるのは、そこだからです。
誰を呼んだか、なぜその人かを話します
案件ごとに座組みを変えます。誰に何を頼んだかは伏せません。
制作の体制が既にあれば、判断の場だけに入ります
作る会社が決まっている案件でも受けます。その場合は前提の問い直しと、決める場での同席だけをやります。
効果を保証しません
効いたかどうかは、あとからしか分かりません。保証と引き換えに、前提を疑う位置を手放すことになります。
短い納期には応じられません
前提から見るには時間が要ります。急ぎの案件は、決まっていることを実装する形になります。
決めた指標だけで測る契約は受けていません
問いを組み替えると、指標のほうが変わります。何で測るかも一緒に決め直します。
いま手をつけようとしていることが、解くべきことかどうか。
そこだけを 2 時間で詰めます。案の良し悪しは見ません。